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第3日目午前

 ベネチア(メストレ) − 世界遺産ヴェネチア観光(サンマルコ寺院入場見学、ドゥカーレ宮殿、ヴェネチアンガラス工房入場見学、ゴンドラ遊覧、ショッピング) −241km− カレンツァーノ −18km− フィレンツェ 【フィレンツェ泊

事前学習

・ヴェネティアの由来は古来ラテン語で「ウェネティ人の土地」を意味する。ウェネティ人が住んでいたアドリア海の奥に拡がる土地をウェネティアと呼んだことから来ている。イタリアでのラテン語の読みでヴェネティアと発音する。英語由来ではヴェニス、ベニスともなる。
・ヴェネティアはアドリア海最奥部のヴェネティア湾にできた干潟の上に築かれた都市である。
・交通は自動車は使えないので徒歩か船による。手こぎの「ゴンドラ」が有名だが現在は観光用。
・本島以外に、「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島」「ジュデッカ島」、「リード島」、「サン・ミケーレ島」、「ムラーノ島」、「ブラーノ島」、「トルチェッロ島」などがある。
・ヴェネティア出身の有名人には、マルコ・ポーロ、アントニオ・ヴィヴァルディ、ジャコモ・カサノヴァなどがいる。

事前学習のためヴェネティアの年表を作りました。


ベネチアのゴンドラにて


6月10日 メストレのホテルです。


 泊まっていたのはベネチア近くのメストレという町の小さなホテルでした。
質素なホテルでイタリア人の生活に近いんだということでした。
なるほどバスタブはなくシャワーのみの生活が普通のようです。 8:10


海が見えて来ました。ベネチア本島へ渡る港が近い。


10:07 港に到着。ツアーの25人が乗れるという船に移ります。


Tシャツに短パンの船長さんを前方に見ながら、初めはおとなしく船室に収まっていたのですが、・・・


やがて、美しい船を見かけたので撮りたくなって、カメラを提げて船長さんの横に移動しました。


水の上に浮かんで建っているように見える建築物が並んでいます。


教会の聖堂のような建物も水の上に見えます。


これはまた歴史のありそうな別の教会です。以上はベネチア本島の対面の島でした。


黒の船体に上には純白の船室やマストが乗っているスマートな船。


10:35 さあ、観光客の多いベネチア本島の港に上陸しました。


このときちょうど岸壁の向かいには教会が見えました。
この島のほとんどの面積をこのサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が占めるそうです。


ベネチア共和国に多大な貢献をしたという、
バルトロメーオ・コッレオーニ傭兵隊長の騎馬像が岸壁に建てられていました。


岸壁を歩いていると、憧れていたものが近くで目に入りました。どこで乗るのでしょう。


10:52 以前から乗ってみたかったゴンドラに乗りました。


ゴンドラの旅の始まり始まり〜。


出発するとすぐに、建物が改修中のためのカラフルなテントに囲まれました。
左の宮殿から右の監獄へ送られる囚人が渡る「ため息の橋」をくぐりました。


狭い水路を進むと、壁が膨らんでレンガが崩れそうな古い家並みが
続いていました。


水夫は行き交う船に声を掛け合いながら進みました。


海の上なので自家用車ではなく、自家用船らしいモーターボートなどが
ところどころに係留されていました。


橋はたくさんありますが、ゴンドラがくぐりやすい高さになっているそうです。


見上げるとこんな立派なベランダもありました。ホテルかな?
壁面ははがれているんだけど、装飾は立派だなあ。


向こうには交差点が見え、そして・・・


その角にはカーブミラーもありました。


見上げると窓辺に一輪の赤い花が。


11:23 約半時間のゴンドラの旅は終わりました。
水上の建物の様子など面白かったけど、少し期待していた水夫の舟歌は聴けず、残念でした。


船を下りると地元ガイドによるサン・マルコ寺院の見学です。
この日はまったくいい天気で、イタリアの太陽を浴びて色が焦げそうです。
低音の魅力的な声のユル・ブリンナー似の地元ガイドの頭もよく光っています。
驚いたことに、彼が話し出すとイタリア人なのに大変日本語がじょうずでした。


内部は暗い上に撮影禁止でしたが、金銀財宝がいっぱい。
サン・マルコ寺院の始まりは聖マルコの遺骸をエジプトから盗んで来て墓を作り、
その墓の上に寺院を建たことにあり、聖マルコの威光を得て町が栄えたといいます。
私の感覚では盗賊の御殿としか思えません。


サン・マルコ寺院の正面です。宗教施設なので内部には帽子を脱いで入ることになっていました。
また女性はノースリーブなどの肌を露出した服装はだめだそうです。


天井を埋め尽くしている美しい壁画の中から、失礼して1枚だけその証拠をもらってきました。
目立たないようにストロボは使っていません。
薄暗いはずの礼拝堂の中で光り輝く天井の宗教画が見事です。
うす暗い中できらきらと輝くのは、金の小さなタイルをはりつけたモザイク画だからだと聞きました。
金に目を奪われていると、自分の少ないお金をすり盗られてしまいそうで、早々に出てきました。


寺院前の広場には、灯台のような高い塔(鐘楼)がそびえています。
後から知ったのですが、この上にエレベータで上がれたのだそうです。
残念!。


聖マルコの象徴の羽根のあるライオンが、高い塔の上にいました。


その足下では小さい子どもが鳩と遊んでいました。


広場奥の旧行政館の大きな建物です。


ドゥカーレ公爵の宮殿は博物館になっていて、当時の贅沢な部屋が残されていました。
共和国の総督邸兼政庁だった建物で、8世紀に創建され、
14世紀-16世紀にかけて現在の形に改修されたそうです。


内部は撮影禁止で、唯一撮影可だった黄金の階段です。


天井の黄金の輝きで階段が明るい。


美しい色のベネチアングラスで有名なベネチア名物のガラス工場を見学しました。
ツアー仲間には30年前にも来た、という人がいて、その時もこの職人がやっていたとのこと。


二人も小さい子を連れて旅行、可愛いけど大変そうですね。


14:37 昼食はイカスミ・スパゲッティと、イカのリング揚げ+小エビです。
ずいぶん遅い昼食になりお腹も減り、今見た景色を重ね合わせながら、
大変おいしくいただきました。

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