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第3日目−2

 10月25日  イスタンブール  −345km−  トロイ世界遺産  −150km−  アイワルク泊    


「トロイの遺跡」入り口にて


 
「トロイの遺跡」入場券です。


14:16 トロイに着きました。左の森のかげから巨大な木馬が覗いています。
今日は観光客が少ないとガイドさんが言っていました。
トルコへの観光客は、1番多いのはドイツ人。
本来のドイツ人が20万人、トルコからドイツに移住している人が一時帰国するのが300万人、
2位はロシア人で、商売のため、次いでアメリカ、イギリス、スペインとのこと。


トルコ各地でよく見かけたイチジクの木です。


「トロイの遺跡」は長いこと伝説だけの都市だといわれていました。
しかし、ホメロスの書いた叙事詩「イリアス」の、いくつかの符合することがらを研究した
シュリーマンにより発見されました。


ガイドさんに概要の説明を受けた後、具体的に説明を聞きながら遺跡を歩きます。


城壁は下の方はでこぼこして登りやすいけれど、中程から上はつるつるに仕上げていて、
上からの攻撃をしやすくしていたのだそうです。


城郭の門に近いところには、門を打ち壊すための長大な道具が
通れないようにカーブをつけてあったのだそうです。


今は海岸が遠くになってしまいましたが、当時は畑地の手前が海岸だったのだそうです。
石垣は住居跡だということです。


発掘調査を行った後、つくられた年代により番号札をつけてあります。


時代別に何層にも重なった断面が見られる部分もあり、説明板に色分けされて示されていました。


修復された部分もありましたが、トルコには遺跡の数が多く4000もあるので
なかなか手がまわらないとガイドさんが言っていました。


見張りのための砦跡なのでしょうか。


平石で舗装された坂道。これまで土に埋まっていたのできれいに保存されていたそうです。
両脇の石垣は4500年ほど前のものと推定されています。


紀元前1000年以降の遺跡で聖域と呼ばれる場所です。
ここで神に祈り生け贄を捧げたりしていました。


紀元前85年以降に建設された円形劇場です。


地震により倒壊したであろう列柱がごろごろしている。


イチジクのほかにはこのドングリの仲間がありました。


ちょうど実がなっていました。


資料館のような施設でトロイ発掘の様子などが見られます。


トロイ城が最大規模となった様子。


初期のトロイ城の想像図。


ロシア人シュリーマンはロシア人の妻を離婚して
ギリシア人の妻を迎えていました。
シュリーマンが発見した装飾を身につけた妻ソフィアの写真です。
シュリーマンはトロイの発見者ですが、こっそり財宝を持って帰って
しまったので政府から訴えられました。
1890年に亡くなりアクロポリスの向かい側に埋葬されています。
発見者の名誉と、泥棒の汚名の両方をもっています。


1975年に観光用に造られた木馬です。


上に登り窓から見ると見晴らしがいいです。


内部の様子です。
無料ですが途中の階段が狭くて急なため、ご用心ください。


15:06 木馬の窓から下を見ました。これでトロイ遺跡の観光は終わりです。


今夜のホテルのあるアイワルクに向かってバスは走り出しました。
アカマツが多く松茸もできるそうですが、地元ではそんなに貴重がられることはなく、
普通のキノコの1種として食べられていて、一部は日本にも輸出されているそうです。


バスは山越え、谷越え150kmを走ります。
途中エーゲ海を望む展望所を通過しました。


農民の足はトラクターです。


この辺りの建物の屋根には衛星放送用のパラボラアンテナと
太陽熱温水器が必ずついています。


私たちの暮らしと同じようなプロパンガス屋さんです。


通りを何かくわえて草むらに走りこむ犬を発見しました。

 

 ・・・なんとバナナを食べている ・・・バスが通過する一瞬のことでした。


こちらの農民の足は馬でした。


17:02 トイレ休憩に立ち寄ったドライブインのアルバイトはバスの洗車です。


ここでも犬がドテっと寝てました。


再びバスは走ります。これはオリーブ畑です。


17:57やっと到着です。


18:43 エーゲ海の海岸近くのホテルの窓からです。美しい夕焼けでした。


野菜たっぷりで嬉しいですね。白ワインを追加しておいしくいただきました。
この白ワインは赤ワインと同じぐらい渋みがありました。


部屋のテレビでは一昨日の地震のことが盛んに放送されていました。
トルコの東端に近いVANでのM7.2の地震です。
私たちはトルコの西半分しか回りませんので、ツアーへの影響はありません。


3月の東北大震災のことが思い出されました。

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