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第6日目午後

 ローマ −254km− 世界遺産ポンペイ遺跡観光 −28km− ナポリ車窓観光 − 【ナポリ泊】 


ナポリにて



日本の添乗員の方がガイドできるのに、ここでは雇用対策上日本語ができなくても現地ガイドを
雇わないと入場できないそうです。15:24


ここは2000年前突然降り積もった厚さ40mの火山灰層の中から掘り出された剣闘技の練習場です。


剣闘技の選手の控え室だったところだそうです。


コロッセオと同じような剣闘技場です。

こうしてみれば、そのままの状態で時間だけが過ぎたように見えます。
しかし、79年のベスビオス火山の大噴火により、以後に出てくる建物なども40mもの高さに
降り積もった火山灰の地層をはがし取った結果、このように見えるようになったのだそうです。


町の通りは石畳で、横断歩道にはこんな石が置いてある。
馬車は両輪をまたがせて通ったことが、石畳にへこんだ部分があることでわかるそうです。
こんな石を置かないで同じ路面を歩いてもよさそうなのに。
思うに、雨が降ったら石畳の路面は川のようになったのだろう。


店のあっただろう場所の路肩には穴のあいた部分があります。
馬を繋ぐための穴だろうという説明でした。


埋まっていた2000年前の水道管で、すでに鉛を使ってでできているそうです。


石臼や窯が発見され、当時のパン屋さんだろうということです。


建物の外壁に描かれた壁画は蛇です。
蛇は古代から医療に使われてきたそうで、ここは病院だそうです。
(どういう使われ方をしたのか聞き逃しました。)


さて、ここは何の建物でしょうか。二階もあり、かなりしっかり復元されています。


ヒントは近くの路上にあったこの記号です。


屋内に入るといくつかの部屋があり、それぞれ姿のちがった小さな壁画が入り口にありました。


石のベッドです。この上で楽しんだのでしょうか。
ナポリ,ポンペイ地域は商業地域でもありましたが、イタリアの歓楽地であったということで、
何軒もこういう家があったようです。


別の通りに出ると水場がありました。
この顔の口から水が常に出ていたのだといいます。


列柱の立つ神殿のような場所もありました。


祭祀を行う場所だっただろうということです。


当時の生活を知ることが出来る、大きな壁画が残されていました。


火山灰地層の中で残っていた空洞に石膏を流し込み固めて、それを堀り出したものです。
熱い火砕流などに苦しみながらも、ほとんど一瞬で死んでいっただろう住民のひとりだそうです。


ここには魚屋さんの看板だろうというレリーフが残されていました。


ここは公衆浴場だといいます。


中には浴槽らしき形が残されています。壁は二重になっていて中にお湯を通して保温していた
だろうともいわれています。隣の部屋には衣服を入れる棚もあり、壁画もさまざまに描かれています。


部屋を暖める温泉噴水かな?真ん中に噴水孔のようなものがありました。


料理屋さんか?かまどがいくつもある?ワインの甕だという人もいました。


夜の交通のため、月光や灯火を反射する猫目石をはめこんだ路面部分。


この見学時点で、未だ発掘は全体の1/5程度だといいます。
2000年前火山灰に埋まった遺跡の見学はこれで終わりです。17:19


自分の足取りを思い出しながら地図に書き込んでみました。
2時間足らずではこんなものでしょう。じっくり見るためには5,6時間、あるいはもっと必要でしょうね。



17:24 遺跡を出たらカメオのブローチなどの製作兼販売所にやってきました。
師匠やお弟子さんの彫ったたくさんの作品がありました。
見比べるとやはりお師匠さんのは彫られた女性の顔が魅力的です。


明日のカプリ島行きのため、ナポリに戻ってきました。


ナポリは不法滞在者が多く、町はゴミ問題が発生しているそうです。


18:40 海岸に出ると青い空に紺碧の海、卵城が見え、景色はきれいです。


ベスビオ火山が見え、どこか桜島のある錦江湾に似ていると思いました。


なだらかな丘に立ち並ぶ白い建物群や豪華クルーザーが並ぶ港など、
さすがに昔から「ナポリを見て死ね」といわれる景色です。


この日はリビアからカダフィ大佐が来ていたらしく、警備が厳重に行われていました。


しかし、若い恋人たちには「そんなこと、関係ねえ!」ようです。


19:36 夕食はナポリのレストランでした。


今夜のメニューはボンゴレ・スパゲッティでした。
写すのをつい忘れ、食べかけてしまいました。汚くてすみません。


壁にはボトルがきれいに並んでいました。

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