11月18日 関西空港 − 高知 |
日本海上空にて
18:00にカイロを出発した飛行機は日付が変わる頃にはゴビ砂漠の西方に達していました。
時間の壁を越えて日本時間午前10時頃で、中国上空です。
飛行機が離陸してから9時間ぐらい経っています。
窓を閉めて寝ていたので、いつのまにか夜が明けていました。
ウィングレットのホルスマークが朝日を受けて明るく見えています。
飛行機は急速に海岸部に向かって海上に出ます。
エジプト風の食事はこれが最後ねと、よく味わって食べました。
でも、左上の杏仁豆腐みたいなものはやたら甘くて、少し食べただけでした。
エジプトの空港の免税店で買い込んだワインが半分ほどあいてしまいました。
少し揺れたけれど、無事、大阪関西空港に着陸できました。
めでたし、めでたし。アラーの思し召しでした。12:20頃。
偏西風のおかげで行きは14時間、帰りは11時間でした。
(エジプト航空は離陸時と着陸時にイスラムの短いお祈りがありました)
このページは少ないので、持ち帰ったお土産を店開きしましょう。
アスワンのファルーカに乗ったとき、一緒に踊ったヌビア人が船で販売したもので、
奥さんが家で作り、旦那さんが売り歩くそうです。
左はラクダの骨から作るそうです。ツヤのある碁石のような感じ。
これだけが米ドルで10ドルで、あとの3つは各1ドルでした。
右下のものは次の写真です。
金製品の店で買った金とラピスラズリのスカラベのネックレス。
ツタンカーメンの印であり、幸運を呼ぶといわれます。
スカラベが1万円、鎖が2万円でした。
ヒエログリフの刺繍入りTシャツは2,500円。上の刺繍は背中に、下のは胸に。
ガラス細工の香水瓶はかわいいでしょう。
右のカラーは1箱25ドルから10ドルに(ハンハリーリで購入)。
左のラクダは1個10ドル(香油専門店で購入)。
サンダル・ウッドの香油ははて?
B4ぐらいのパピルス紙に美しく繊細な絵が描いてあるもので、各5,000円というのを
同じツアーの人と共同で3枚で1万円に値切る(パピルスの実演店で購入)。
葉巻は免税店で1箱千円。
ナツメヤシの実を干したもので中に種の代わりにアーモンドが
入っているもの(ガイド斡旋で1箱500円)○この時期のお薦め
カレンダー、しおり10枚セット
アブシンベル神殿絵はがきセット
ピラミッド絵はがきセット
アスワンへ行く途中のトイレ休憩で10ドルに値切ったエジプト綿のテーブルクロスなどなど・・・
買い物について:私には値切る技量がなく、これだけがやっと。関西の人はやはり値切るのが上手。しかも女性は!笑
このワインは残したまま持って帰り家で飲みました。
空き瓶にアスワンで拾った砂漠の砂を詰めてあります。
○エジプトは古代文明の栄えた国。クレオパトラはローマに負けましたが、それまでの3000年以上の歴史があります。そんな昔のことがついこの間であったように、目の前に遺跡がありました。人類の歴史の源のひとつを訪ねるという目的は一応達したと思います。
○トランクに詰め込んで行ったものの中で要らないものがありました。まずヘッドランプ、クフ王のピラミッドなど3つのピラミッドに入ったけれど、いずれも照明がきれいについていて持参のヘッドランプは必要ありませんでした。ホテルでの停電も一度もありませんでした。でも小さい懐中電灯はいつでもあった方がいいでしょう。その他、雨カッパ、ウェットティッシュ、虫除けスプレー、双眼鏡も使うことはありませんでした。
○空調は日本のように微妙な調節はできず、切・弱・強のスイッチ切り替えとダイヤル式の温度調節でした。
○一番心配だった水については、風呂や洗顔、歯磨きなどはホテルの水道でOKでしたし、ミネラルウォータはツアーで毎日1本配られましたので、食事のたびにビールを飲んでいれば、それ以上は必要ありませんでした。コーヒーやマンゴージュース、料理されたものはすべて大丈夫でした。ただ1名だけ生のカットフルーツの食べ過ぎか、お腹の具合が悪くなった人がいました。
○砂漠でそよ風が吹いたとき目薬は重宝しました。砂漠の砂は大変細かいので、風が弱くてもふわっと飛んで目に入る場合があります。全然平気な人も多いのですが、自分は目がしょぼしょぼしだしたので、目を洗う意味で目薬をさしたらすっきりしました。
○ライターはオイル式でも大丈夫ですが、機内に持って行けるのは1個だけなのでツアーの同行者でタバコを吸わない人に予備を持ってもらうのもいいでしょう。
○天気にも恵まれ、気候の穏和な時期に行くことが出来て幸運でした。しかもツアー料金もこれだけたくさんのものを見ることが出来て219,000円、燃油サーチャージャーも2万円と安くて大変コストパフォーマンスの高い旅行だったと思いました。
ツアーメンバーは穏やかな人たちばかりで、もめ事もなく観光を楽しむことができました。毎日、いろんなことでお世話になったベテラン添乗員、そして現地ガイド、バスの運転手、ホテルマン等々お世話になった方々にお礼を言います。ありがとう、シュクラン。