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第4日目

 11月14日  アスワン −飛行機− アブ・シンベル(アブ・シンベル神殿) −飛行機− カイロ (5つ星ホテル ラムセスヒルトン泊)  

<事前学習>

アブシンベル神殿

・オリジナルは、砂岩でできた岩山を掘り進める形で作られた岩窟神殿。大神殿と小神殿からなる。建造主は新王国時代第19王朝の王、ラムセス2世。 大神殿は太陽神ラーを、小神殿はハトホル女神を祭神としている(小神殿は最愛の王妃ネフェルタリのために建造されたものでもある)。

・建設後、長い年月の内に砂に埋もれていたが、1813年にスイスの東洋学者ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって小壁の一部が発見され、1817年にブルクハルトの知人であったイタリア人探検家ジョヴァンニ・バッティスタ・ベルツォーニによって出入り口が発掘された。

・1960年代、ナイル川にアスワン・ハイ・ダムの建設計画により、水没の危機にあったが、ユネスコによって、国際的な救済活動が行われた。1964年から1968年の間に、正確に分割されて、約60m上方、ナイル川から210m離れた丘に移築された。このことが、世界遺産の創設のきっかけとなった。アブ・シンベル神殿は世界遺産の象徴的な遺跡で、世界文化遺産に登録されている。

・この神殿では、年に2回神殿の奥まで日の光が届き、神殿の奥の4体の像のうち、冥界神であるプタハを除いた3体を明るく照らす。これを一目見ようと多くの観光客がその日に訪れる(場所を移した際にもともとの日から、1日ずれてしまったが)。その2回とは元は2/22と10/22である。ラムセス2世の生まれた日と、王に即位した日にこの現象が起こる。

・アスワン・ハイ・ダムの建設によってできた人造湖のナセル湖のほとりにたたずんでいる。引用はここ


アブ・シンベル神殿にて


<レポート>


6:51 ナイル川の中の島に建つ、イシスアイランドホテルの朝です。


湖のように静かですが、ゆっくりと流れています。


何か寺院のような建物がありました。


今日はスーダン国境近くまで飛行機で飛び、アブシンベル神殿の見学をします。
飛行機に間に合わせるため7:00にホテルを出発です。


7:50 アスワンの空港に着きました。


アスワン空港です。せっかく朝早く出てきたのに、この中で2時間待たされました。


遠くに戦闘機などの格納庫が見えました。


9:49 やっとエジプト航空の国内線に乗りました。


窓から下を見るとはじめは白い砂漠ばかり。


次第に黒い岩が見えて来ます。


やがて黒い岩だらけになりました。


湖岸にアブシンベル神殿が見えて来ました。大きいクルーズ船が2隻停泊しているのが見えます。


11:24 この山の中に神殿があります。アブシンベル神殿は、235m離れた場所にあったのですが、アスワンハイダムの
湖底に沈むことになり、1964年から4年間でユネスコが協力してここに移設したものだそうです。
2つの神殿を807ブロックに切り分けて運び、この山のコンクリート製ドーム内に納めるという難工事を完成させました。


右側から山を巻いて湖岸に出ます。


大きな座像が見えました。壮大なものです。


正面に出ました。真ん中に神殿の入り口があります。
巨像はラムセス2世の像で、若いときからの年齢が異なるものが作られているとのことでした。
一体は胸から上が剥離して落ちていましたが、移動工事の前から落ちていたそうで、
それを寸分違わない位置に移動してきたということだそうです。


真ん中のラー神に供物を捧げるレリーフがあります。
神殿内部は撮影禁止でしたが、壁面には王が敵を討伐する大きなレリーフなど、たくさんの
レリーフがあり、最奥部には年に2日だけ太陽の光が射すという至聖所の像もありました。


隣にある少し小さい神殿はネフェルタリ王妃の神殿です。


ここも内部は撮影禁止になっていました。


12:25 中央に近いのがラムセス2世です。隣がネフェルタリ王妃のようです。
ツアーの一行は足が速く、私がここを見る頃にはもうだれもいなくなって、
お土産屋さんの方に走っていました。
せっかくここまで来たんだから、もっとゆっくり見ていけよと思いました。
このあとお土産屋さんの並ぶ小さな街に戻ると、昼食の弁当が配られ広場で食べました。


13:59 再び飛行機に乗り、今度はカイロに向かいます。


蛇行するナイル川の両脇に農地が段丘までいっぱいに広がっているようすが見えました。


カイロに到着。通りはラッシュで車が競り合って走っていました。


18:44 パピルス紙の製造実演を見ました。
皮の部分をはぎ取り、ローラーで押しつぶしたものを縦に並べた上に重ねて横に並べ、
それを圧延ローラーにかけて圧着するということでした。


ツアーの仲間が実習しています。
このあとは店内に展示してあるパピルス紙製品の販売でした。
なお、観光地などで10枚千円とか安く売っているものはバナナ
の木の繊維などを使ったニセモノだと言っていました。


19:42 今夜はナスの料理(ムサカ)やお粥が出ました。


インゲンなどの野菜炒めも出てきて、何か少しほっとしました。
到着するなり連日の強行軍に対して、今日は少しゆとりのある一日でした。

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