11月13日 ルクソール −115km− エドフ(ホルス神殿) −70km− コムオンボ(コムオンボ神殿) −35km− アスワン(アスワン観光、切りかけのオベリスク、アスワンハイダム、ナイル川セイリング)(アスワン ピラミサイシスアイランド泊) |
<事前学習>
・エドフは人口10万人、観光収入が75%に上る街で、自前で馬車を持ち客をとる人々が多いと言う。
エドフのホルス神殿はBC237年から180年かかり築造されアレキサンダー時代以降のものである。
エジプトの歴史的には見劣りするが、埋もれていた為、保存状態が良いようである。
ホルス神とは隼の姿をした天空の神だそうだ。 守り神のレリーフも4千枚程あると言う。引用はここ
・コムオンボ神殿とワニのミイラがあることで有名な町、コムオンボ。ナイル川を見下ろす小高い丘の上に建つコムオンボ神殿は、古代エジプト末期のプトレマイオス王朝時代に建てられ、ワニの神とハヤブサの神という2つの神をまつっているため、入り口や礼拝堂などが2つずつある珍しい造りとなっています。ワニのミイラは、神殿に向かって右側にあるハトホル女神の小礼拝堂に展示されており、ひと目見ようとする観光客でにぎわっています。引用はここ
・アスワン(Aswan)、もしくはシエネ(Syene)は、エジプト南部、ヌビア地方の都市。エジプトの国家の一大事業であったアスワン・ハイ・ダムの近く。市内には、アガサ・クリスティが『ナイルに死す』を執筆し、その舞台となったことで知られる名門ホテル「オールド・カタラクト」がある。フィラエ神殿は、世界文化遺産に登録されている。アブ・シンベルへの観光拠点でもある。1951年〜1978年にかけて、世界最少の平均降水量(0.5mm)を記録した。また、エラトステネスは、この都市とアレキサンドリアとの太陽の南中高度の違いから地球の全周の大きさを求めた。引用はここ
コムオンボ神殿にて
<レポート>
7:06 ルクソールのホテルの朝です。
パンがおいしいので何種類かのパンをとりました。
白い液体の皿は牛乳に何か豆のようなものが入っていたのですが、あまりおいしくなかったです。
野菜をとってないですね、笑。(まだ警戒していました。)
コンボイ(隊列)の基地です。
ルクソールという都会から200km以上離れた場所にバスで移動します。そこで私たちのツアーも
観光客をゲリラから守る武装警察に警備されて走る7時発のコンボイに加わる予定でした。
ムバラク大統領の看板
しかし、それでは途中の見学が多くのツアーと重なり混雑するため、私たちのバス専用に
先導パトカーをつけてもらって単独で 7:45に出発しました。
9:00頃 途中のトイレ休憩のため停まった小商店街?で初めてのお買い物。
私も25ドルというテーブルクロスを10ドルまで値切ることができました。
銃を持った警察官も笑って見守っています。
岩山に沿ってひかれた鉄道の山側に住宅が並んでいます。
バスが踏切を渡ります。どんな列車が通るか見てみたかったです。
枕木は砂をかぶって、ほとんどレールの表面しか見えません。
10:00頃エドフに着きました。エドフ神殿の塔門が土産物の店の後方に見えます。
様々な国の人が観光に来ていました。
巨大な塔門です。ここは新王国時代の旧神殿跡にBC237年から57年にかけて砂岩質の
岩で作られました。古典的な構造を持った保存状態の良い神殿として知られています。
ここはホルス神がセト神と戦った神話が残る場所だそうです。
塔門のレリーフは、プトレマイオス12世がホルス神の前で敵を討伐する様子が描かれているのだそうです。
塔門をくぐり中庭を通ると神殿入り口です。
入り口に立つホルス神の聖なる鳥であるハヤブサ像の前で記念写真を撮る人が絶えません。
第二列柱室の天井は黒いススがついています。
ススは、ローマの侵攻により迫害を受けた人々がここに隠れ住んだ生活の跡だと説明されました。
偶像崇拝を嫌うキリスト教徒がことごとく破壊したというレリーフの一部。
至聖所の祭壇、その前に黒い花崗岩の厨子、聖船。
エドフ遺跡を見終わり、11:00 再びバスはコムオンボまで70kmを走りました。
バスの窓から庶民の生活を垣間見ました。
なにやら商談でもしているのかなあ。
草を刈りとって家畜のえさとして持って帰るところでしょう。
午後は2時に仕事を終え、昼食はそれからという生活。
私たちもそろそろお腹が減ってきました。
12時頃にコムオンボに到着。
古代エジプト時代の旧神殿跡の上にプトレマイオス朝によって建設された砂岩質の神殿で、
ローマ時代に完成したそうです。
ワニのミイラがガラスのケースに保管展示されています。
ワニの姿をした農耕神セベク神を祀っています。
ここには農耕に利用されたらしい祭日暦がレリーフになっています。
ここには外科手術の際に使う手術道具が描かれています。
2,000年も前から様々な技術を彼らは持っていたんですねえ。感激!です。
美しい女神のレリーフ。
12:40 神殿を下りると満々と水の流れるナイル川が見えます。
再び私たちの専用バスは35km走り、昼食会場に向かいます。
結構大きい駅がありました。
駅の近所の集落です。
建設中のモスクがありました。
自動車検問用の移動式バリケードを用意していました。
アパートのような建物が並んでいました。
13:38 ここで少し遅い昼食です。