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10月26日 10:50関西空港着 〜バス〜 高知着 |
日本時間で7:00前に仁川空港に到着しました。
早速、喫煙室に潜り込みました。ここの喫煙室は気持ちがいいです。
朝靄の中の仁川空港。
パイロットはまだ後片付けをしています。
乗り換えも往復も全て同じ機種のB777-200でした。
日本時間の9:00過ぎ、関空に向かいます。
仁川空港を出て間もなく機内食が出ました。
もう関空が間近です。
きっとこれは空母だと思って撮りましたが、ちがいますかねえ。
瀬戸内海のこんなところ、走っているんですかね。
11:00過ぎ関空に到着しました。
入国手続き、スーツケースの受け取りをして、壊れていないかチェックをしました。
取っ手の取り付けがすごく緩くなっていましたが、ねじが緩んでいるだけと判断しました。
借りていた海外用の携帯電話を返し、シャトルバスでなんばOCATに行きました。
いつものことですが、寿司屋に行き、久し振りに日本酒を飲み、寿司を食べ、
一息ついてから高知行きのJR高速バスに乗り込みました。
ツアー全体の感想はほぼ満足です。
今回行った世界遺産には次のようなものがあります。
1アラゴンのムデハル様式の建築物(サラゴサ/文化遺産)
2アントニ・ガウディの作品群(バルセロナ/文化遺産)
3タッラコの考古遺産(タラゴナ/文化遺産)
4バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ(バレンシア/文化遺産)
5グラナダのアルハンブラ、ヘネラーフェ、アルバイシン(グラナダ/文化遺産)
6セビ−ジャ大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館(セビ−ジャ/文化遺産)
7コルドバ歴史地区(コルドバ/文化遺産)
8古都トレド(トレド/文化遺産)
9セゴビアの旧市街と水道橋(セゴビア/文化遺産)
スペインに約40ある文化遺産の一部です。スペインにはほかに自然遺産が3つ、複合遺産が2つあります。
○地震が少ないのが幸いしていると思いますが、ローマ時代の石積みの背の高い水道橋が残っていて、その上に水道パイプを敷設して今でも活用されているのには驚きました。
○イスラム教徒とキリスト教徒の醜い勢力争いの歴史が文化遺産として美しく残されているのにも驚きです。前回のトルコのアヤソフィアはキリスト教会からイスラム教への転用から博物館に、今回のスペインの聖マリア大聖堂は小さなキリスト教会からイスラム教のモスクへ、さらにキリスト教の教会へと転用され、しかも双方ともその際に必要以上に破壊されてないのが不思議です。
○近代スペイン人のデザインによる外観の奇抜な、未だ建築中の教会は、内部に入ってまた違う感覚が生まれました。中世の少し暗いイメージが教会にはつきまとうのですが、ガウディの教会はもっと明るいイメージを感じました。
ガウディの晩年は残念なことでしたが、その後の専任彫刻家の一人に日本人がいることについて、そしてそれはどの部分担当なのかは現地ガイドの説明があったのかなかったのか、目の前の美しい彫刻などに気を取られ、気がつきませんでした。
○これらの世界遺産をバスから降りて見学するときや昼食をとるためレストラン付近を歩くときなどにおいて、街中の信号のない交差点などで歩行者優先が守られていると思いました。車道に踏み出す前に車が私たちの列に気がついてすぐに止まってくれました。また自転車でも同じことで、日本では人の列が少しでもあくと自転車は間をすり抜けるのですが、最後まで待って列が切れてから走っていき、スペイン人に対して良い印象が残りました。
○参加者については選びようがないのですが、今回は今までに経験しない個性の方々がいて、初めはツアーの成り行きが少し心配でしたが、ひどくはみ出ることもなく、時間が経つ内に気心が知れて安心しました。
○40名近い大所帯のツアーでしたが、施設に入るについては1団体30名までなど人数制限のある場所があり、地元ガイドに応援を呼び2組に分かれて入場というのはしっかり準備されていました。ただ、添乗員さんの使う拡声器は小さくてあまり役に立っていませんでした。
○現在、ギリシアに次いでスペインの経済状況がよくないので、マドリッドではデモがあり、失業者が多くて浮浪者が観光客を襲う、置き引き、スリが多いなどという情報を得て、身構えて行ったのですが、ツアーのプログラムに余り自由時間がない構成になっていて、そういう危ない場所には行かないようになっていたのが良かったのかと思っています。
○現地ガイドは、しっかりした説明の人、おおざっぱな説明の人、ツアー・メンバーの動きを把握できている人、できていない人さまざまでした。たぶん、日本語の出来る上手な現地ガイドはひっぱりだこだと思います。このツアーは安いツアーだからギャラも安く、いいガイドを揃えることは難しいのでしょうね。
また、今回のツアーでは、(ヨーロッパでは普通かな)国の(スペイン)の方針で現地ガイドを雇わなければ観光現場で説明をしてはいけないとのことで、中には日本語の出来ない現地ガイドが来て、添乗員さんが通訳をすることがあり、効率が悪いことこの上ないと思いました。スペインは近場のヨーロッパからの観光客がほとんどとは言え、遠来の日本人観光客に対して日本語の出来るガイドをもっと養成してもらいたいものです。
○使用されたバスは、荷物室が雨に弱かった以外は新車で快適でした。ドライバーは最後のマドリッドを別にして一人のドライバーでしたが、添乗員さんがドライバーの休憩時間や一日の制限距離について私たちに説明してくれたし、適宜休憩をとっているので安心でした。
○ツアーの目的地と次の目的地の間が相当距離があり、時間もあるので、添乗員さんは事務的な案内だけでなく、通過する都市や土地の特徴などを少し説明してくれるといいなと思いました。私のようにバスの中でも観光したい、寝るのはもったいないと思っている人もいると思います。でも、バスの中は寝て過ごしたいという人もいるようなので、それぞれの目的地観光のあとトイレ休憩の出発後間もなくとかを利用してもらえたらいいと思いました。
○食事は全ての食事が自分に合っていて違和感なくおいしいと思いました。これが本当にスペインの味か、現地エージェントの指導で日本人の好みに合わせているのではないのかとの疑いが頭をもたげるほどでした。オリーブオイル、ビネガー、塩、胡椒のセットがほとんどの食事で各テーブルに載っていました。同じ地域のトルコと違って、前菜に野菜が豊富に提供され、メインの料理には慣れない香料が使われてなくてほっとしました。
○食事でスペイン流を感じたのは、どこに行っても午後8時からと夕食の始まる時刻が遅いことです。食後、風呂に入って着替えを整え、スーツケースの整理をしたら、もうゆっくりする時間がなくてすぐ寝るというのがあわただしい感じでした。そういう中では2連泊が2回あったので助かりました。
○電源プラグは私たちの泊まったホテルは全てC型でOKでした。